権力とねたみ
「彼らはこれを聞いて怒り狂い、使徒たちを殺そうと計った」使徒5:33
「弁慶の泣き所」と言われるように、弁慶ほどの豪傑でも泣き所があったのです。とすれば私たち普通の人間には弱点、欠点、泣き所があって当たり前とも言えるでしょう。
しかし、その弱点や欠点に自分で気付いても、他人にそれを指摘されると、腹が立ったり,怒ったりします。それも大多数の人間の持つ弱点です。
当時、ユダヤの超エリートであった最高議会の議員たちも、自分たちが尋問していたイエス様の弟子たちに、「人に従うより、神に従うべきです」と正しいことを言われて、怒り狂い、彼らを殺そうとしたのです。
学識豊かで権威も分別もあるはずの議員たちが、クリスチャンへのねたみと、自分たちの弱点を突かれたことへの怒りから相手を殺そうと計画しました。知性や理性まで狂わせてしまうねたみや怒りは恐ろしいものです。
また、いつの時代でも警戒すべきものは、権力を握っている組織体と支配者たちです。
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