「見よ、私はあなた方のために、パンが天から降るようにする」 出エジプト16:4
貧学生時代の夏休み、勘当された私には帰る所もなく、神学校の寮にとどまり、教会奉仕とアルバイトを続けていました。寮の食事も休みとなり、まともに食事もできなくなりました。
私と数人の友人は、パンのみを買ってきて、それを水にひたして食べました。そして「どんなに祈っても、天からパンもラーメンも降ってこないなあ」とつぶやいたものです
後年、私は牧師になってから、この夏休みの経験は、神の恵みであり、祝福であったと思いました。パンのみみはごちそうとは言えませんが、わたしたちは飢えることはありませんでした。
口に入る形のパンは降ってきませんでしたが、分かち合いの友情、乏しい人に対する思いやり、どんなものでも感謝して食べることのできる心を、神様は下さいました。
不信仰なイスラエル人のつぶやきにさえ答えられた神は、私たちの必要を今も満たしてくださるお方です。
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