主の山に登る人

 主の山に登る人

 「だれが、主の山に登りえようか。だれが、その聖なる所に立ちえようか」 詩編24:3

 私の郷里山梨には、「富士山に一度登らぬは馬鹿、二戸登るは馬鹿」ということばがあります。しかし私は、今から二十五年前、勝浦教会の献堂式を終えた翌日、学生青年会の有志たちと何度目かの富士登山をしました。

 紀南の青年たちは、富士山を見るのも、雪に触れるのも初めてという人がほとんどでした。彼らは夏の星空に吸い込まれてくるような富士山や、山頂で迎えた御来光と呼ばれる日の出を眺めて、感嘆してことばも出ない程でした。私にとっては見馴れた郷里の山で何度目かの登山でしたが、彼らとともに神の創造された大自然に感動を新たにしました。

 私たちの信仰生活も山登りと似ています。山頂につくまでには数えきれない程の困難、試練があることでしょう。けれどもあきらめないで何度でも挑戦しましょう。天国という山頂に立ち、神から栄光の冠をいただくその日を待ち望みつつ。



西甲府キリスト福音教会

西甲府キリスト福音教会は甲府市山宮町に立つアットホームな教会です。人生経験豊富な藤原孝行師が牧会しています。説教はYoutubeでも聞くことができます。1971年設立、甲府キリスト福音教会から枝分かれした教会だとも言われています。日本福音キリスト教会連合に属しており、甲府市周辺には、西甲府キリスト福音教会のほかに甲府キリスト福音教会、昭和町キリスト教会があります。