主の山に登る人
「だれが、主の山に登りえようか。だれが、その聖なる所に立ちえようか」 詩編24:3
私の郷里山梨には、「富士山に一度登らぬは馬鹿、二戸登るは馬鹿」ということばがあります。しかし私は、今から二十五年前、勝浦教会の献堂式を終えた翌日、学生青年会の有志たちと何度目かの富士登山をしました。
紀南の青年たちは、富士山を見るのも、雪に触れるのも初めてという人がほとんどでした。彼らは夏の星空に吸い込まれてくるような富士山や、山頂で迎えた御来光と呼ばれる日の出を眺めて、感嘆してことばも出ない程でした。私にとっては見馴れた郷里の山で何度目かの登山でしたが、彼らとともに神の創造された大自然に感動を新たにしました。
私たちの信仰生活も山登りと似ています。山頂につくまでには数えきれない程の困難、試練があることでしょう。けれどもあきらめないで何度でも挑戦しましょう。天国という山頂に立ち、神から栄光の冠をいただくその日を待ち望みつつ。
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