「翌朝早く、ヤコブは自分が枕にした石を取り、それを石の柱として立て、その上に油を注いだ。そして、その場所の名をペテルト呼んだ。しかし、その町の名は、以前はルズであった。」 創世記28:18,19
私たちは何の変哲もない所に住み、毎日決まりきったような生活をしていても、そこですてきな人に出会ったり愛する人と共に住めるようになりますと、その場所が世界一素晴らしい所となります。
ヤコブが不安におびえながら一夜を過ごしたところは、あめんどうと呼ばれるルズの町でした。しかし、その夜の夢で、「ここは天の門だ」と悟った時、ヤコブにとって「神の家―ペテル」となりました。
ペテルは、レバノン山麓の延長線上にあり、ここに降った雨は数センチの違いで東に向かいヨルダン川に流れ込む水と、西に向かって地中海に流れ込む水とに分かれます。ヨルダン川は死の海に続き、地中海は世界の海に通じています。ヤコブはペテルで死から生に変えられたのです。
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